一級建築事務所 南方設計

杉フローリング

2017年02月08日

前回のフローリング比較を、さらに杉のフローリングに絞ってみました。全て厚み30mmのもの。左から①紀州材の杉 ②四国の杉 ③四国で苗まで育てて、中国で大きくした杉の3種です。

以下感想

①紀州材 独特の松のようなツヤが美しい。繊維がぎっしり詰まっていそうで他に比べて堅くキズが付きにくそう、反面触ると少しヒンヤリする(といってもオークやバーチに比べれば随分温かみがあります)。

②四国杉 赤身と白太がハッキリしている。木目が細かく美しい。堅さ、温かみは他2種の中間くらい。高級感がある(実際一番高価です)

③中国杉(四国産まれですが、、) 色味は少し眠たいが、触るととても温かい。表面がスベスベして肌触りが良い。桐のような触感。反面柔らかめでキズが入りやすそう。

と言ったところです。あくまでたった1枚のサンプルでの比較なので印象でしかありませんが、同じ杉フローリングでもやはり生き物、それぞれに個性が際立ちます。個人的には、、どれも好きです(笑)。色々相談の結果、適材適所で複数種のフローリングを使う事になりそうです。
IMG_5139

タグ: